キリストへ東方三賢者からクリスマスに捧げられた精油

ご無沙汰しておりました。

先日に引き続き「断水」が、なんと再び起きまして( ;∀;)

またもや苦難の日々を過ごしておりました。

二度も!?なんて有り得ない出来事とお思いでしょうが

ここは「ベルギー」・・・

本当にあるんです!!(;^ω^)

日本だったら直対応ですが、まず連絡してもすぐには来ません。

そして、数時間で終わるようなことが

何日、いえ、何週間どころか何か月もかかります。

まして、夜間や早朝・日曜・祝日は働いてくれません・・・

日本なら丁寧に真面目にかつ完璧なる修繕作業ですが

ベルギーはいい加減?!適当??その場しのぎ??

信じられないでしょうが・・・

それが、ベルギー。

もう慣れましたけど・・・

ここは発展途上国か?と目を疑いました。

やっぱり流石に「水なし」生活は辛かったです。

人間って「水」なしには生きていけない生き物なのだなあ・・と

有り難味を、ひしひしと実感した次第でありました。

 

さて、ようやく「冬至」を迎え

いよいよ今週末は「クリスマス」ですね!

 

クリスマスに纏わる「精油」のお話をしたいと思います。

 

新約聖書の「マタイの福音書」に登場する

「東方三賢者」もしくは「東方三博士」をご存じですか?

占星術(天文)学者とも言われていますが

イエス・キリストが生まれた時、東方の国で

今迄誰も見たことがない星を見たこの三賢者たちは

エルサレムまで赴き、ユダヤ人の王として誕生したかたは

何処か?とヘロデ大王に尋ねます。

すると聖書の記述から「ベツレヘム」であることが分かり

その星の導きに従っていくと

奇跡的に・・・

星が止まった真下に、聖母マリアに抱かれた

イエス・キリストのいる場所へ辿り着くことができたのです。

 

クリスマスツリーの天辺に☆星をよく飾りますが

このベツレヘムの星のことを表していると言われています。

クリスマスの季節になると・・・

こちらヨーロッパ、ベルギーも

教会やクリスマスツリー付近には必ず

こういった「プレゼピオ」(イタリア語)

「クレッシュ」(フランス語)という

馬小屋の模型が飾られます。

ここにも、「東方三賢者」の人形が飾られます。

イエス・キリストへの捧げ物として贈られたものは3つ。

 

①黄金           (王権の象徴、偉大な商人)

②乳香(フランキンセンス) (神性の象徴、偉大な予言者)

③没薬(ミルラ)      (受難である死の象徴、偉大な医者)

 

この中で

イエスがどれを好むかを試すと

「乳香」フランキンセンスを選んだ

という逸話があります。

 

黄金と並び、宝石のように

高価なものとされた

フランキンセンスとミルラ。

 

どちらも樹脂で、カンラン科の植物です。

 

古代から、神殿などでの宗教行事等に焚かれていたそうです。

現代でも、カトリック教会のミサなどでも

フランキンセンスは焚かれていますよね!

 

エジプトでは、病気の原因と考えられていた悪霊を退散させる為とか

ミイラを作るのに欠かせなかったのは「ミルラ」と言われています。

(後のミイラの語源にもなりました)

 

また、このイエスへ贈り物をする、という行為こそが

クリスマス・プレゼントを贈るという起源にもなったという話もあるそうです。